こんにちは、城好きなGTです。
先日、夏休みということでドライブ旅行をしに福島県に来ました。福島県のお城といえば会津若松市にある鶴ヶ城でしょうか。あの白虎隊の悲劇で有名なお城ですね。
この名城「鶴ヶ城」を観てきましたので紹介します。
鶴ヶ城のアクセス情報
鶴ヶ城は福島県の会津若松市にあります。海側から浜通り・中通り・会津地方と3か所に分かれていますが、そのうち一番内陸部分の地方ですね。会津若松市にありますから。
具体的には以下のグーグルマップで場所をご確認下さい。
猪苗代湖の西側にあります。郡山と新潟の中間地点、郡山よりといったところでしょうか。
そんな鶴ヶ城の基本情報は以下の通りです。
【会津若松城址・鶴ヶ城】
住所:福島県会津若松市追手町1-1
観光情報問い合わせ先:0242-23-8000(下記に紹介しているHPを運営している一般財団法人「会津若松観光ビューロー」になります)
開城時間:午前8:30~午後5:00まで(入場締め切りは午後4:30まで)
休館日:無し
天守閣入場料:大人410円、子供150円
駐車場の紹介
このお城を見る場合は、すぐ近くにある駐車場に止めるとよいです。上の地図にあるとおり、お城の東側に「鶴ヶ城公園 東口観光駐車場」があります。ここが近くて便利です。
東口駐車場の入り口にある看板です。料金は2時間で300円です。その後は1時間延長ごとに100円加算となります。これは良心的ですね。
利用時間は午後6時までとなっていました。お城の天守閣は午後5時までに出ることになっています。ゆっくりじっくり見てまわると3時間とかかかるかもしれません(中に博物館があるので)から、時間をかける方は午後早い時間には到着するようにしましょう。
いざ鶴ヶ城へ
さてこの鶴ヶ城ですが、ここは幕末の戊辰戦争で新政府軍が攻めたところです。白虎隊の青年たちは城が燃えているのを見て、城が陥落したと勘違いしてしまいました。
あー、守るべき主君がいなければこのまま生きて恥をさらすわけにはいかぬ…隊士は自らの命を絶っていくのであった。こんな話がありますね。
GT 感動しました ToT
はい、私はこういうの好きなんですね。
そんな鶴ヶ城ですが、実際に燃えていたのは城の周りであり、城は落ちていなかったわけです。その後も自ら降伏するまで一か月くらい落ちなかったそうです。何故か?
城が堅牢だからです!(多分)
落ちなかった理由が堅牢だったのか、それが本当かどうかはわかりません。でも堅牢さは攻めてみればわかります。
ということで城攻めレポート開始!みなさんと一緒に攻めてみましょう。
三の丸から二の丸へ
駐車場は三の丸にあります。そこから西へ向かうと天守閣があります。城内へ向かいました。
入口付近の看板です。看板の一番下にあるのが東口駐車場で、その上に「現在地」とあるのがわかるでしょうか。
三の丸から二の丸に入るところにある石垣です。これはきっちり積み上げられていますね。石と石の隙間があまりないです。
そして石垣と石垣の間には敵の侵入を防ぐ門があったのでしょう。門を突破しても、その先も石垣に挟まれています。両サイドから攻撃を受けての進軍となってしまいますね。
左側にあるお堀です。うっそうと茂っているので、ここを渡って攻め入るのは難しそうです。
対して右側のお堀です。空堀になっていますね。こっち側は反対側より多少攻めやすい気がします。昔どうだったのでしょうか。水を入れてあったのでしょうかね。
二の丸から本丸へ
二の丸から本丸へ入るところにある橋です。本丸が堀で囲まれているので、本丸へ行くにはこの橋を超える必要があります。
橋の奥に石垣がそびえ立っていますね。侵入者を拒もうという感じがひしひしと伝わってきます。ここにも強固な門が構えてあったのでしょう。
さすが本丸を守っている石垣です。高い!
こんなところをよじ登って侵入するのって出来るのでしょうか。急斜面だから途中で落ちてしまうと思います。守備側も、黙って見てるだけなんてことはしませんからね。
三の丸から二の丸に入るところもそうでしたが、中に入ろうとするときはやっぱり門を突破しなければなりません。その門の前はお堀や橋などを利用して狭くなっていて、攻め側が大軍を展開することが出来ないようになっているんですね。
橋の左側を向くとこちらも石垣とその手前にお堀があります。石垣高い!お堀深い!
これは見事ですね。熊本城の石垣も見事ですが、それに近い迫力がありました。写真ではあまり伝わらないかもしれませんが、橋から下を見ると結構な高さがあります。
ちょ、ちょっとだけ…高くて怖かったです^^;
お堀から石垣を登ろうとしても高さと斜面の急さがそれを拒みます。ここを登るのはやっぱり無理ですね。これは防御力高し!
天守閣へ
そして最後の砦になる本丸へ入りました。
天守閣です。立派ですね。
天守閣の土台になっている石垣もきちんと積みあがっています。本丸に突入できても、まだ天守は落ちません。天守に入る前にその周りで守っている部隊を撃破しなければいけません。
天守閣から見た街並みです。いい眺めを楽しませてもらいました。
表門へ
天守閣を出たあと、天守前の庭を外側に出て南側にまわってきました。ここに表門があるとのことで、見に来たのでした。
先ほど「天守に入る前にその周りで守っている部隊を撃破しなければいけません。」と言いましたが、その大変さが表門でわかりました。
天守閣の南側から天守を仰ぎ見たものです。木に隠れて見づらいですが、天守から廊下のようなものが写真右側へ出ています。戦いのときは、この廊下内に守備部隊が入っていたようです。
その廊下の右先に何があるのか… さらに視線を右に回転させると…
表門がありました。別名、鉄門(くろがねもん)です。
この門を突破すれば天守閣前の庭になだれ込むことができます。その庭に入ってしまえば天守は丸裸同然です。天守閣の中に入り、天守を陥落させて城を落とすことができます。
言い換えると、ここが天守を丸裸にする直前の最後の関門なのです。
どうでしょうか、この門。頑丈そうです。そして門の両サイドにある廊下の土台の石垣もどうでしょう。びっしり積み上げられてます。これまた頑丈です。
こんな頑丈な門を突破できるのか?
この門の左側には天守から伸びている廊下がありますから、門まで進むだけでそこから攻撃を受けることになります。門自体が鉄で出来ているから簡単には壊せません。門を壊そうとしている間はずっと門の横から上から攻撃を受け続けることになりますね。
突破せよ?
無理無理~ 死ぬわ
門の右下にある通用口です。鉄で覆われまくりです。
その通用口を裏から見たものです。へぇ~、鉄の部品がいろいろ使われていますね。昔の人の技術力の高さを感じさせてくれます。きっちり作ってあります。
扉や柱が鉄で包まれているから鉄門と言うのですね。石垣も巧みな技法を使って積まれています。いやぁ、頑丈!堅牢ですね!素晴らしい門を見させてもらいました。
ということで鶴ヶ城の城攻め失敗!この城は…
堅牢にして落とすこと出来ませぬ。
見事でござった。
どうでしょう、堅牢さを感じていただけたのではないでしょうか。
おまけ
ぱんぱかぱーん♪
ここで城好きなGTが、みなさんに、とあるがっかり城を紹介します。いくつか城を見てきましたが、実際に見てがっかりしたことが何回かありました。そんながっかり城の№1があるのです。
みなさんはどこかわかりますか?
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それは 名古屋城 でした!(名古屋城が好きな方すみません。)
名古屋城といえば金のしゃちほこで有名ですね。遠くから見てもキラキラ輝いていて素敵です。瓦屋根も緑がかっていてきれいですね。
天守閣も大きく立派!ほら!
この天守の石垣も堅牢な感じがいいですね。実際に登ったら汗ダラダラでしょう。もし戦国時代に戦いの舞台となっていたなら、ここを攻めるのはさぞかし骨が折れることでしょう!
そんな期待を胸にお城に入るわけです。そうすると・・・
中はひんやり涼しいのです。冷房が快適♪
階段が登りやすいです。ゆるやかなコンクリート階段がまた快適♪
疲れていても上の階まで楽に登れるやさしいお城です。エレベーター付きでこれまた快適♪
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・・・って、
こんな快適な城 あるか!ヽ(`Д´)ノ
もはや城ではなくただの博物館!
がっかりでした。
鶴ヶ城天守内部もその意味ではいまいちでしたね~。
鶴ヶ城の天守閣内部の写真です。中に入るとコンクリート階段がありました。
いやぁ快適快適がっかりだ
まぁ、ここも中はただの博物館ですね。展示物を見れたのは良かったし、最上部からの眺めも良かったからそれはいいのですがね。
以上おまけでした。
みなさんいかがでしたか。機会があったら是非訪れて鶴ヶ城の堅牢さを体感してみて下さい。堅牢さが見事なお城でしたよ。ではまた!