【GTの沖縄旅行記 その9】今帰仁城跡は沖縄屈指の名城である!

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こんにちは、城好きなGTです。

沖縄旅行記その9ということで、今回は今帰仁城(なきじんじょう)についてレポートします。地図上どこにあるのか、アクセス方法、レンタカーで行く場合の駐車場付近の道路がどうなっているか、城跡の見どころなど紹介します。

沖縄旅行の様子を最初からご覧になりたい方は以下をご覧ください。

【GTの沖縄旅行記その1】飛行機好きでない方も楽しめる羽田空港

アクセス

今帰仁城は沖縄北部の本部半島(もとぶはんとう)にあります。前回レポートの美ら海水族館がある場所から割と近いです。場所を以下の地図でご確認下さい。

私はレンタカーで今帰仁城跡に来ました。平日の夕方に来たからでしょうか、それほど混んでなかったです。城近くの道も空いていました。

以下城跡入り口近くのストリートビューです。上のマップの北西側から南西へ向かって今帰仁村城交流センターの手前まで来たところです。下の写真のすぐ右側に今帰仁村城交流センターがあります。

道路わきに木の看板で「↑城跡入り口」とあります。

更に30mくらい進むと右側に駐車場があります。それが以下の写真です。

基本情報

今帰仁城跡の基本情報は以下の通りです。

【今帰仁城跡】
住所:沖縄県国頭郡今帰仁村字今泊5101番地
電話番号:0980-56-4400
バスのアクセス:今帰仁村字泊今帰仁城趾入口バス停下車徒歩15分
ホームページ:http://nakijinjoseki.jp/

料金

今帰仁城の城壁より中に入るにはチケットが必要です。

駐車場の近くにある券売所でチケットを買いましょう。

料金は大人400円、子供300円です。

チケットを買わないで城へ向かうと「チケットお持ちですか?」という立て看板がありました。チケットを買わないまま城内へ向かってしまうとチケットを買いに戻らなければならないので、それをお知らせしてくれているようです。

もちろん私はチケットを買ってあるので、そのまま坂を登って行き、城内を目指しました。Let’s go!

見どころ

しばらく歩くと外壁が見えてきました。

1.外壁

本州と違って城壁の外側に堀を設けたりはしてないですね。でも壁の外側もそこそこ傾斜がついています。

近づくと城壁のてっぺんまで結構な高低差があることがわかります。攻めるときは、これを下から見上げながらになるのか?これはきついですね。

2.内壁への入り口

高低差のある外壁を一通り見たあと、内壁への入り口へ向かいました。

入り口近くにあった碑石?です。

唯一と思われる入り口です。本州の城だとここに強固な門が構えてあるわけですが、沖縄では石垣がそのまま入り口と繋がっていますね。

入り口を正面から見ました。長方形の空洞がありますが、戦いのあった当時は鉄か木の扉で強固に塞いであったのだと思います。

それにしても、この粗い石の組み方だと結構簡単によじ登れてしまいますね。やっぱり入り口付近は城の急所になっているのか。弱点ここにあり!

中に入って見返してみました。おお、あるではないか、入り口を守るために上から敵を攻撃するための登り階段が。これは本州と同じような構造ですね。

そういえば、入り口の長方形の空洞ですが、結構小さかったですね。本州のは堅い門が大きく構えているわけですが、今帰仁城のは狭い空間です。

そうか、敵がこの狭いところを通過する場合、大軍で一度に通ることが出来ないよう、わざと空洞を小さくしているのか!なるほどね。

3.内壁奥

入り口を進むと本丸に向かって伸びている階段道が一直線に伸びていました。

この道は歩きやすいですね。戦いのあったころは、こんな歩きやすくて走りやすくて攻めやすい道なんてなかったことでしょう。観光用に後から作った道だと思います。

そうしたらすぐ脇に旧道がありました。どうですか、この細い道!

少し進んだところです。結構傾斜も急になっていて、これは歩きにくい走りにくい攻めにくいところです。

旧道を登ってから振り返り、坂下を見つつ撮った写真です。守る側はこの視点で敵を迎え撃つのでしょうね。

旧道の説明文です。なるほど、守る側が少数でも、攻め側も狭い道を少数で登らざるを得ないよう工夫してあるのです。

4.上郭内部

旧道を登ると広場になっている所に出ました。

二の丸に当たるところですかね?城主や守備部隊が生活するための建物が当時はあったのでしょう。

先に階段があるので、そこに向かいます。

階段を上ってみると、周囲を見渡すことが出来ました。右側は峡谷のようになっています。ここから攻め上るのはまぁ無理ですね。奥には海が見えています。

視線を少し左へ…

正面を見下ろすと奥に券売所が見えました。これ、最初に外側から見ていた外壁ですね。内部はこうなっているのか。万里の長城に似ていると思いました。城壁自体が通路のようになっていて、上を歩くことができる構造なのです。

敵の攻撃を城壁の上から撃退していくようにしてあるのですね。本州の城は城壁に穴を設けて、城壁内から矢を射かけたり鉄砲を撃ったりするのですが、そういう構造ではないです。でも城壁がそこそこ高いですから、守るには固いことがよくわかりました。

まぁ、戦のあった当時は1543年の鉄砲伝来より前の時代です。鉄砲狭間なんてあるわけないですし。

さらに視点を左にずらして撮ったものです。さっき登ってきた旧道があったところです。なるほどねぇ、その部分は土地が開けていませんね。

さらに左側の外壁です。こっちも壁の外は峡谷のようになっています。ここから攻め登るのは無理です。

この城の構造として、券売所のあった所から(正面から)攻めるしかないようにしてあることがわかりました。地形と構造を上手く考えて作ってありますね。

5.今帰仁城主郭(本丸)

更に進んで本丸に入りました。

のどかだなぁ。いいお庭って感じがする♪

・・・っておい、そんなわけないですね。雰囲気良いところですが、ここはお城ですから防御機構としての最後の砦なはずです。

本丸の説明がありました。

城を徐々に発展させていったことがわかりました。その過程でここ本丸に建物が建てられていました。ただ本州の天守閣とは違って建物自体は防御用ではなかったようです。

ということはやっぱり本丸はいい雰囲気の場所だったのかも!

6.城の裏手側

本丸裏手を見下ろしました。

入り口とは反対側なわけですが、やっぱり城壁の外側が険しいです。

こっち側に軍をまわして攻めるのはきついですね。傾斜も急だし。やっぱり攻めるなら正面からです。

さて、駐車場に戻るとしますか。

7.城全景模型

最初は気づかなかったのですが、駐車場に戻る途中で今帰仁城全体の形を示す模型を見つけました。

最初に高低差があると思っていた外壁ですが、それはすでに内壁の一部でした!その手前に更に壁があるではないですか!

ということは正面から攻めると、壁を3枚は打ち破らなければいけないのです。

更に視点を手前にすると…

うお、城壁手前にも区画がいくつかあって、全て壁で覆われているのか!!おおおおおお!!!

これはね、意外でしたし驚きましたよ。城下町みたいになっているのでしょうね。城と連携しているでしょうから、城を落とす前にその手前の城下町を落とさなければなりません。当然攻撃をしていれば連携している本城からの出撃部隊の攻撃も受けることになるのでしょう。

いやぁ、やっぱり城っていいですわ。首里城もそうでしたが、今帰仁城が沖縄屈指の名城と言える固さを誇っていることがよくわかりました。

この城は堅いでござる。

容易には落とせませぬ。

見事でござる。

そんな見事さを楽しんだ今帰仁城でした。さーてと、宿に帰ってご飯食べるか。帰宅便欠航しているから勝負の日だしね!

次はその最後の出来事を紹介して沖縄旅行レポート終了になります。以下、最終回へつづく

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