【EP82スターレットDIYメンテナンス】GTがプラグ交換やってみた

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スターレット最高!そんなことを日々思うGTです。こんにちは^^

先日スターレットのメンテナンスの一環としてプラグ交換を行いましたので、その作業の様子をレポートします(初級者から中級車向けの内容です)。

私のEP82ですが、エンジン形式が4E-FTEとなっている後期型丸目4灯のターボ車です。82スターレットのターボ車はインタークーラーがエンジンの上にありますね。だから、プラグ交換をするにはそれをどけたりする必要があり、少々手間をかける必要があります。

私は今の82に乗るまで(先代まで)はずっと前置きインタークーラーを装着していたので楽にプラグ交換をしていました。今回は初めてインタークーラーをどけつつ交換しましたので、作業の手順を紹介しますね。

そしてプラグの焼け具合も確認しましたので、それについての考察も入れてあります。

この記事を読んで82乗りのみなさんが、なるほど、これなら自分もDIYで交換できるなと思ってもらえれば嬉しいです。多少手間がかかりますが大丈夫です、出来ます!私でも交換することができましたから。

そしてプラグの焼け具合がどうなっていたかを見て、みなさんの車の焼け具合がどうなのか判断する材料にしてもらえばこれまたいいですね。

交換するとき、もしヘルプが必要なら連絡くれればなるべく協力しますよ(神奈川近辺であれば休みの日にお手伝いしにいきますぜ)。

ではレポート開始!

事前に用意するもの

プラグ交換をするときに事前に用意するものは以下の通りです。

  • 交換用のプラグ4本
  • プラグレンチ
  • 12㎜と10㎜を回せる工具(ラチェットや眼鏡レンチなど)
  • 軍手など

DIYで車のメンテナンスをする方であれば車載工具をお持ちだと思います。新たに必要なのは実質プラグレンチと交換用のプラグ4本だけでしょう。

では早速作業工程を見てみましょう。

1.エンジン上部のインタークーラーカバーを外す

まずボンネットを開けてエンジン上部にあるインタークーラーを確認しました。エンジン上部の蓋が赤く塗装されていますが、その上にある以下の写真の物がインタークーラーです。

turboと書いてあるインタークーラー上部のカバーを外します。このカバーは特に固定されていませんので、カパッと上に外してしまいます


2.インタークーラー固定用ボルト4か所を外す

カバーを外すとインタークーラーがむき出しになりました。このインタークーラーですが、4か所でボルト止めしてあります。

上の写真は車の前側から撮ったものです。赤丸の部分でインタークーラーを固定しています。これらを4か所ゆるめてボルトを外し、インタークーラーを外せるようにする必要があります。

運転席側からインタークーラーを撮ったものです。写真下部に横一直線に伸びているパイプはフロントタワーバーです。写真の赤丸部分の2か所が、先ほどの写真に写っていなかった残りの固定場所で、インタークーラー本体より運転席側にある部分です。

4か所を外しにいきました。これら4か所をゆるめるためのソケットサイズは12㎜です。緩めるときは左回しになります(反時計回りです)。

ボルトを外した時どうなっているかご確認下さい。

ゴムですが2つくっついた形状になっています。その真ん中のくびれている部分で固定用のステーを挟むことになります。再度インタークーラーを固定させる時には、ゴムの下半分をステーの下に潜り込ませるようにはめ込むことになります。

3.インタークーラーにつながっているパイプを外す

運転席方向を向きつつ、インタークーラーの左手前にあるパイプを外しにかかります。赤丸の部分を10㎜のソケットでゆるめます。同じく左回りでゆるめます。

続けてインタークーラーの奥にあるパイプを固定しているところ(赤丸部分)を緩めます。ソケットは10㎜です。

戻ってインタークーラー左手前の部分を外しました。

インタークーラー奥側はゆるめたものの、今回は外しませんでした。この部分を支点にしてインタークーラーを奥側に回転させて、エンジン上部を空けようを思ったためです。

結果としてうまく作業出来ましたが、プラグ交換の時にインタークーラーが邪魔でした。ですから奥側も完全に外せば良かったです。みなさんが作業するときは外すことをお勧めします。

4.インタークーラーを奥側へずらす

ともあれインタークーラーを固定するものを外しましたので、インタークーラーを奥側へずらしました。

4本の青い線がプラグコードです。4か所の青い正方形の部分から真下のエンジンへ向かって点火プラグソケットが伸びており、その下に点火プラグが収まっています。

インタークーラーをどかしましたので、プラグ交換をする準備が整いました。

5.プラグソケットを外して点火プラグを交換していく

プラグレンチと交換用の新しい点火プラグです。イリジウムの点火プラグをネットで購入しました。税抜きで1本650円でした。4本税込み+送料でで3,700円ちょっとかかりました。

プラグレンチですが、ソケットの中の奥に円形のゴムが入っています。写真ではうっすらと黒っぽいゴムが見えていますがわかりますか。

実はこれが無いとエライこっちゃです!

私が学生だったころにガソリンスタンドでバイトしてたのですが、プラグ交換をろくな知識も無いのにやったことがあります。普通にタイヤ交換する用のソケットとラチェットを繋げて点火プラグをゆるめてました。

何が起こるかみなさんはわかりましたね。

GTバーカ

はい、バカです。

普通のソケットにはゴムが付いていません。そしてゴムの部分で点火プラグをソケットに吸着することができないので、点火プラグを引っ張り上げることが出来ないのです。

あれ?点火プラグを引っ張り出せないなぁ。よしもう一回!

あれ?無理だな。もう一回!

カポッ(ラチェットからソケット外れる)

ソケット外れちゃったな。取り出さな・・・

あ・・・(←まじブァーカ

プラグコードとソケットを写真のように外すと穴の下に点火プラグが収まっているのです。普通、というか常識として点火プラグはプラグレンチで緩めて外すものなのです。もちろんプラグレンチはソケットの部分と持ち手の部分が全て外れないよう繋がれていますから、ソケットだけ分離することはありません。

私はソケットだけを点火プラグ上部へ落としてしまったんです。ソケットですが、穴の奥深くに落ちており、引っ張り上げることが出来ません。

指突っ込んで引っ張り出す…無理です。

ピンセットでつまみ出せば…ソケット重くて出来ません。

じゃぁお箸でつまみ出せば・・・ソケットが金属でツルツルなので出来ません。

取り出すの無理じゃねぇか orz

実はこの時ガソスタで作業してまして、たまたま修理工場の経験豊富なメカニックさんが来ていました。その方が細い鉄の棒2本でソケットを取り出すべく悪戦苦闘してくれたのです。

お箸のように挟んでは取り出そうとして滑り落ちて・・・これを30分ほどして上手く取り出してくれたのでしたー!

うおー、すげーぜメカニックさん!

さすがベテランなんでも出来る!!

ひゃっほー!!!

ありがとうございました、ありがとうございました、マジ助かりました、あざーしたぁぁぁぁぁぁ!!!!

これ、最悪エンジン取り外しでしたね。配線外してエンジン釣りだして横に傾けたりしてソケット取り出すんでしょうね。でもそこまでしないで済みました。

いや、その前にプラグレンチ使えよって話ですけどね。いやぁ、アホでした。

みなさんは私と同じような失敗はしないように気をつけてくださいね(やるわけないけど)。

さて、話を元に戻しましょう。

ソケットを外した後はプラグレンチをグイっと奥まで差し込みます。そして左回りで点火プラグをゆるめていきます。

途中でゆるゆるになりますが、それでもまだ外れるところまでは至っていません。ゆるゆるになってもさらに何回か回転させましょう。そうすると点火プラグが外れます。外れないときは、十分にゆるめてから軽くプラグレンチを押し込んで、ゴムの部分に点火プラグが包まれるようにしましょう。外れるようになります。

そうしたら新しい点火プラグをプラグレンチにはめて、さらに先ほど取り外した時の逆の作業をして取り付けていきます。点火プラグを取り付けるときは右回し(時計回り)です。

こうして無事に4本全てを交換することができました。


6.ほぼ逆手順で元に戻していく

あとは今までとは逆の手順で外したものをつけていけばいいです。

インタークーラーに接続するパイプの締め付けは、インタークーラーを4か所で固定してからのほうがいい、それくらいですかね、順番が取り外しの時と逆にならないのは。

先にパイプを固定して締め付けると、インタークーラーの位置と4か所のボルト止めの位置が微妙にずれてしまい、場所決めがやりづらくなるでしょう。私は今回、微妙にずれていてちょっと苦労しました。

ともあれ、無事に元通りにインタークーラーカバー装着まで戻すことが出来ました。作業終了~!

その他の注意点

点火プラグ取り付けの時ですが、注意点があります。

最後の固定時に締め付けすぎないようにしましょう。本当はトルクレンチで規定の力にセットして締め付けるのがいいのです。しかし私はトルクレンチを持っていないので、キュッと軽く力を入れるくらいの力で締めておきました。

この場所は締め付けすぎて点火プラグが取れなくなると最悪です。くれぐれもマックスパワーで締め付けることの無いようにしましょう。

この場所はゆるくなって外れるという心配はあまり無いところです。上にプラグソケットがおおっていて、それがエンジン上部の蓋部分で固定されていますからね。

実は以前のEPの点火プラグを交換したときに1本全然回転しない外れないプラグがありました。前に点火プラグを装着した人が結構なトルクでしめたのでしょう。マックスパワーで外そうとしても外れなかったのです。

私の専属メカニックとしてヘルプに来てもらっていた能登さんがその時は一緒でして、二人でパワーかけても動かず・・・。

しまいにはプラグレンチの持ち手の部分両側に十字レンチをはめましたよ。そんで二人でてこの原理を利用して回してやっとこさゆるめることができました。で、後でプラグレンチみたら、レンチがねじ切れてました。プラグレンチを1本壊しての交換でした。

あの締め付け方はヤバかったっす。締めすぎはいけません。

他の場所も、ガッチガチに締め付ける必要はありません。そこそこの強さで締めるようにしましょう。

交換後の調子

交換した後福島まで旅行で遠出しました。そこでの燃費がどうなったのか紹介しますね。

夏場での移動であり、エアコンをガンガンつけて走ったりしました。途中でちょっとした山道も通りました。帰りの高速道路では高速巡行をしました。合計で約500㎞走りました。

燃費…15.22㎞/L

素晴らしい!!

実はこの直線にオイルエレメントとエンジンオイルを交換しました。単なるプラグ交換だけの結果ではないのですが、今までより燃費が良くなったと思います。

高速巡行走行が長距離入ってますけど(多分250㎞くらい)、それだけでなくエアコンつけて山道走ったりもしました。それは燃費が悪くなる要素です。

高速道路でも3回くらい渋滞にはまりました。渋滞にはまっていた時はエアコン切って窓開けて走っていました。とはいえ、やっぱり渋滞のノロノロ運転は燃費が悪くなる要素です。

最近の燃費感覚からして総合すると、リッター14㎞くらいの結果と予想していました。それが予想を1㎞以上上回る結果です。いやぁスターレット最高!ちょいと昔の車ですけど、燃費いいですわぁ~♪

ちなみになんで燃費が良くなったのか…理由はわかります。オイル交換でフリクションロスが減ったのが1つです。そしてもう1つは今まで使っていた点火プラグが悪かったのを換えたことです。外したのを見てみたら…

真っ白けっけっけー!

こんなの3年近く使ってたんですね。白すぎ焼けすぎ&ブツブツ付いてて電極部分太くなりすぎですわ(汗

電極部分って先端がもっと細くなってるはずなんですけどね。画像を拡大するとわかりますが、先端の細~い電極部分が点のように少しだけ見えていますね。その周りにドバーっと白いブツブツがこびりついてますね。

スパークしたものが写真の上の方の太くなっている部分へ飛ぶわけですが、そこも白いブツブツがたくさんついています。そして大きく肥大したようになっちゃってます。

約3年前に中古のノーマルオートマ車を買ったんですけど、ノーマルだしパワー出てなくてもいいやって思ってて点火プラグどうなってるのか気にしてませんでしたー。

あー、GTってメンテしてないのダメダメじゃん!

でもさすがに点火プラグ見てないのが最近気になって、3年放置しているから交換しておくかと思って交換したらこうでした。こんなプラグ状態だったら燃焼効率落ちてて当たり前です。そんなのを交換したら燃費が良くなるのもこれまた当たり前ですね。

まぁ、燃費が良くなるというより通常のまともな状態に戻っただけ、というのが本当のところですわな。

もともとスターレットは軽量で新車当時は周りの車と比べて燃費の良い車でした。リッター15㎞くらいは高速走行で普通に叩き出せる良燃費車なんですよね。そんなスターレットに戻ってくれてうれしいです^^

プラグ焼け具合考察

ところで、なんでノーマル車でこんなに白く焼けているんですかねぇ?実は前のオーナーがサーキット走行をハードに行っていたとか?電極の周りもブツブツ白いものがこびり付いていますね。

ちなみに白は焼けすぎ(プラグの熱価を高温に耐えられるよう上げる必要あり)、黒色は焼けなさすぎ(プラグの熱価が高くて焼けてないので熱価を下げる必要あり)、ちょっと黄色がかったキツネ色が理想です。

スターレットGTターボの場合、ノーマル点火プラグの熱価は6です。FCC+強化アクチュエーターブーストアップとかすれば熱価を1つ上げて7番にしておいたほうがいいです。ブースト1.2キロとかかけてサーキット走行するなら熱価を2番アップの8番にすることも最低限必要になってきます。

でもねぇ、今ノーマルエンジンでノーマル過給(ノーマルブースト)ですよ。今回交換したようにノーマル熱価6のものが最適なはずです。ですからこれでしばらく走って様子見てみます。

今後焼け具合見て、白く焼けすぎていたら熱価を1つ上げて7番にしてみます。ということで考察おしまい。

いかがでしたか。こんなことを考えた今回の交換にまつわる出来事でした。ちょっと長くなってしまいましたが、みなさんの参考になりましたかね。ではまた!

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