こんにちは、GTです。前回の記事「煽り運転発生!仕返ししたらGTが災難に!? その2」のつづきです。
相手逃げる
そう、青信号になって動けるようになった相手は、普通に加速していったのでした。それを虚しく見つめるGTであった・・・。
・・・っとそんな悠長なことしてる場合じゃねぇ。ナンバーナンバー。
再び逃げていく相手の車のナンバーを確認しました。「青森500 9876」ね。「青森500 9876」と。そしてスマホを取り出してメモ帳を開きました。「青森500 9876」だったな。よし、入力した。保存も忘れずにしておこう。保存完了!
これでとりあえずは証拠が残りましたので相手が逃げてもなんとかなるでしょう。相手の顔も髪型も特徴的だから覚えてるし、いざ面通しとかあっても判別できるな。
さてと、どうするかな。
虚しくハザードを点灯しているGT車の前で考えて、警察署に行くことにしました。車はぶつけられたとはいえ、その時の衝撃からするとその後の自走も問題無いようです。思うにぶつかった瞬間は相手が車体をこするように接触してきたのですから。再び車に乗り、管轄と思われる警察署に車を向かわせました。
警察署到着
あいつ逃げやがった。最悪だな。マジ許さんわ。そんなことを思いながら運転していると、日が落ちて暗くなりました。そして警察署に到着、駐車場に車を停めて建物の中に入っていきました。
GT すみませーん。あの、車をぶつけられたんですけど、相手逃げちゃって。それで来ました。
警官 あ、そうですか。では担当の者を連れてきますから、しばらくお待ちください。
GT はい
担当官 すみません、お待たせしました。
GT いえいえ、よろしくお願いします。
担当官 ぶつかったそうですけど、お怪我ないですか?
GT はい、怪我はないですね
こんな感じで話が進みました。
撮影
なんかお役所とは思えない丁寧な対応で意外でした。スピード違反の取締りなんかだと悪質なケースがありますし、態度も偉そうなことが多いですけどね。一応こちらは被害者だからでしょうか、担当官、私を接客しているようです。
そして、実際に車の状況を確認したいとのことでした。警察署の建物を出たすぐの駐車場に車を停めていましたので案内すると、担当官がストロボ付きカメラを持ってきました。
担当官:記録取りますからね。いいですか。
GT:はい。もちろんです。どうぞ。
担当官:(カシャッ、カシャッ)
車全体の写真やぶつかって擦られている部分などを撮っていきました。いやぁ、なんか私のイカツイ車、こっちが悪者みたいだなー。
エアロパーツがたくさん付いていますのでね。まぁ、車に興味が無い人が見たらヤンキー車です。
担当官:そうしたらGT様、ご一緒に撮らせて下さい。
GT:あ、そうなんですか?
担当官:はい。所有者様とご一緒ということで。
GT:(そういうことね。)わかりました。
担当官:では撮りますよー、ハイ!
GT:はい!
担当官:(カシャッ!)いいですね!
GT:(なんか記念撮影みたいだな・・・)
担当官:もう1枚行きますよ。
GT:(うお、背筋伸ばすか)
担当官:はーい!(カシャッ!)
どんな表情で写ってるんですかね。薄ら笑いしてたかも。うへー。こっちはぶつけられてどうしようかって所なんだが(汗
相手方の伝達
その後事故の場所やその時の状況を聞かれて説明をしました。そして核心部分を聞かれました。
担当官:相手の車のナンバーわかりますか?
GT:はい、わかりますよ。ちょっと待ってください。
担当官:はい。
スマホを出して相手が逃げた時にメモしたものを見ました。
GT:あーわかりました。「青森500」の・・・
担当官:青森500ですね・・・
GT:「9876」です。
担当官:ん?4桁の番号の前の文字は何ですか?
GT:(うっ)
やっちまいました。そうだ、ナンバーの左側のひらがなが何だったか見てなかった!うわー。
GT:確認してなかったです。あー。
担当官:そうですか・・・。
GT:はい・・・。えーと、ひらがなわからないとダメですかね。相手の車って見つけられなくなってしまいますかね。
担当官:んー、ダメではないのですが・・・これだと相手を特定できないかもしれません。
GT:うーわ
担当官:どうしてもですね、お調べするのはもちろんやるのですが・・・その部分がわからないと何台も出てきてしまうんですね。そうすると特定出来ないのです。
GT:あー
担当官:車種や車の色はわかりますか?
GT:はい、わかります。車種は・・・(アレ?)
そういえば、車種と色はメモってませんでした(汗
GT:うーん、確か・・・ランサーです。三菱のランサーでした。
担当官:大丈夫ですね?
GT:たしか、いや、そうだ、ウン、そうですそうです(汗
担当官:三菱ランサーですね?実はこれが違っていたとなると、特定できないことになってしまいます。三菱のランサー、これでいいですか?
私が自信なさそうに答えてるのが担当官からはありありとわかるのでしょう。念を押してきました。
GT:ん、ん、はい。いいです。
担当官:わかりました。三菱ランサー、と(メモに書き込む)。
いやー。ヤバいな、これは。確かにそうだったよな。これ間違ってたら本当に相手特定できないだろうな。
この時は本当に不安に陥りました。でも、相手の車に追いついたときに車種と色を一回つぶやいてたはずです。ここは自分を信じて三菱ランサーと申告しました。
担当官:そうしましたら・・・
以下へつづく